連続テレビ小説「なつぞら」のヒロインが通う「十勝農業高校」のモデルとされる帯広農が、開幕戦で武修館に競り勝ち、09年以来10年ぶりの秋北海道大会1勝を挙げた。

5番水上流暢(はるのぶ)右翼手(2年)が、初回1死満塁で走者一掃の中越え適時二塁打を放ち3点を先制。9回裏に1点差に迫られるも、6回途中から2番手で登板した千葉俊輔遊撃手(2年)が2死一、二塁のピンチをしのいで、逃げ切った。

前田康晴監督(43)は「こうやって最後まで粘るのが帯農の野球。選手が辛抱強く、最後まで戦ってくれた」と振り返った。