7年ぶりのセンバツ出場を目指す京都翔英(京都1位)が和歌山南陵(和歌山2位)を後半に突き放し1回戦を突破した。

京都翔英は4回、1死から6番和田貫汰内野手(2年)の中越えソロで先制。5回に追いつかれたが、7回2死一、三塁から捕逸で勝ち越すと、次打者の一塁線への当たりを相手一塁手が失策。守備のミスに乗じてこの回2点得点。8、9回にも敵失が重なり各1点を追加した。

投手陣は6回途中から登板した大越颯汰投手(2年)が「まっすぐが低めに決まっていた」と3回2/3を2安打7奪三振に抑える好リリーフ。山下勝弘監督(33)もベンチ入りする5投手の中で「1番力がある」と評価する背番号10が躍動。最速142キロの直球とスライダーを駆使しリードした、中学時代から大阪狭山シニアでバッテリーを組んできた森岡大輔捕手(2年)も「思いっきり腕を振るタイプ。どんどん押していく投球が出来た」と手応えを見せた。

和歌山南陵は最終回に2死満塁の好機をつくったが無得点。3失策全てが失点につながってしまった。

勝った京都翔英はこの日の第2試合履正社(大阪2位)-綾羽(滋賀3位)の勝者と27日の準々決勝で対戦する。