昨夏の東東京準優勝の小山台は東京実との初戦が決まった。昨秋はベスト32まで進んだ実力校が相手。福嶋正信監督(64)は練習終わりに全部員を集め「今年も手ごわい相手だけど、111人が1つになれば間違いなく勝てる! いつも言っているが、1つのエラーは、みんなのエラー。1つのヒットは、みんなのヒット。ぜひ、その気持ちで戦おう」と鼓舞した。

新1年生は56人が入部。ここ数年では最多の部員数となった。この日から、ようやく3学年がそろって練習。グラウンドはサッカー部の日だったため、約10人ずつの10グループに分け、校内スペースで効率よく行った。上江洲礼記(うえず・らいき)主将(3年)は「初戦は簡単にはいかないなと思いました。全員野球で戦いたい」と口元を引き締めた。2年連続準Vの“都立の雄”は一丸で頂点を目指す。