昨秋の秋田王者・能代松陽が中盤まで苦戦も大館国際情報学院を破り、2年ぶりの夏4強を決めた。

2-3の4回1死二塁から登板した2番手・深堀虎童投手(2年)が5回1安打無失点の好投。「打撃陣が苦しんでいたので、自分が助けていい流れにしたいと考えていた」。最速138キロの直球と決め球のカットボールを軸に凡打の山を築き、流れを引き寄せた。

深堀の力投に女房役でスイッチヒッターの岸海雄捕手(3年)が奮起した。3-3の6回2死三塁。右打席で左前に運ぶ勝ち越し打を放った。「深堀が頑張っていたので、自分が打って盛り上げたいと思った」。8回には左打席で左前打を打ち、左右の打席で結果を残した。次戦は20日、湯沢翔北と秋田商の勝者と決勝進出を懸けて対戦する。