埼玉栄が完勝で初戦を突破した。プロ注目の最速148キロ右腕・内田了介投手(3年)は7回に4番手として登板した。先頭を直球で追い込むとキレのあるスライダーで空振り三振に打ち取る。次の打者は初球を三飛で2死とすると、最後の打者からは全て直球で空振り三振を奪い、試合を締めくくった。この日最速は144キロだった。

山田孝次監督(36)は「最初から1イニング投げさせる予定だった。良い状態で臨めたと思う」と話した。

スタンドにはプロ2球団も視察に訪れた。ロッテの中川隆治スカウトは「まだまだ100%の状態ではないと思うが、スライダーはとても良かった。投げっぷりが良くて見ていて気持ちが良い投手」と評価した。