早実の4番・清宮福太郎主将(2年)がエース田和廉投手(2年)とともにチームを引っ張り、8強入りに導いた。

清宮は初回、1死二塁から真ん中付近の直球を捉え、適時中前打。「あまり引っ張り込まずに、つなごうという意識でした」。それでも以降は沈黙し4打数1安打1打点。「全然納得してないです」と悔しがった。

投げてはプロ注目の最速141キロ右腕・田和が7回4安打1失点、毎回の12奪三振の好投。速球と切れのあるスライダーで三振の山を築いた。

投打の柱が活躍した早実。次戦の相手は春夏通じて8度の甲子園出場を誇る二松学舎大付だ。清宮は「1打席1打席、1球1球に集中して自分たちの野球をしたい」と意気込んだ。