プロ注目の最速151キロ右腕・畔柳亨丞(くろやなぎ・きょうすけ、2年)を擁する中京大中京(愛知)は1回戦の最後、第6日第1試合で専大松戸(千葉)との対戦が決まった。

原尚輝主将(2年)は専大松戸について「戦国千葉を勝ち抜いた、総合力の高いチーム」と評し、「野球ができる、甲子園でプレーできることに感謝して臨みたい。自分たちは日本一が目標。(同校の甲子園通算)133勝をさらに伸ばしていきたい」と意気込みを語った。

畔柳は抽選後に早速、YouTubeで相手チームをチェック。「打力の高さが相手チームの特徴。勝てる投球をしたい」と気持ちを新たにした。高橋源一郎監督(41)は「全国で注目されて、本人も意気込んでいる。頼もしく見ている」と冬を越して頼もしさを増したエースを評価。畔柳は「球速も注目されると思うが、それよりもチームを勝たせることが大事。勝ち上がっていく中で、151キロ以上を出せればいいと思っている」と最速更新にも意欲を示した。

1学年上の先輩、中日にドラフト1位で入団した最速154キロ右腕の高橋宏斗(18)級の逸材とされる。「初めての甲子園。スタンドで応援していた時の高橋さんみたいな投球ができれば」。最速152キロ右腕の市和歌山・小園健太投手(2年)と親交があり、前夜もラインでエールを交換し合ったという。ともに大会屈指の右腕は「お互い気持ちが高ぶってます」。勝ち上がれば準決勝で対戦する。プロ注目の投げ合いを実現させたい。

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