プロ注目の大型遊撃手、東京学館・粟飯原(あいばら)龍之介内野手(3年)がプロ11球団の前で、自慢の守備と足をアピールした。

守備では、外野に抜けそうな3つの打球にいち早く反応して1歩目を踏み出し、軽快なステップでさばいた。「今日は3年間で一番いい、と言っていいくらいの1歩目でした」と納得した表情を見せた。

打撃は4打数1安打2四球。「打撃が全然ダメでした」と振り返るが、出塁すると、50メートル5秒8の俊足を生かし、3盗塁を決め得点に貢献した。

視察したロッテ小林敦スカウトは「力強く思い切りもいい。プレーにもスピードがあるし躍動感がある。伸びしろがありそうですね」と評価した。

粟飯原はすでにプロ志望を表明しており、走攻守、そろったプレーが売りだ。「今日は打撃が全然ダメ。変化球で突っ込んでしまい、体の開きが早かった」と、反省しきり。「ドラフトで選ばれるように、これからも死ぬ思いでやりたい」と、気持ちを引き締めた。