開智未来は、夏の初勝利を挙げられなかった。7回コールドで敗れ、伊東悠太監督は「点差はひらいてしまったが、マネジャーを入れた3年生6人の気持ちが出た試合でした」と話した。

緊急事態宣言やまん延防止の影響を受けて練習試合ができておらず、この日が4月以来となる実戦だった。先発の浅沼和希投手(2年)は久しぶりのマウンドで、初回に5四球と連打で6失点を許した。

試合後、塩原輝希主将(3年)は「コロナの影響で2年生の時からあまり(野球が)できなかったけど、大会を開催していただいた方や、関係者のいろいろな方に感謝しています」と話した。

打線は3回以降、エンドランや盗塁などを積極的にしかけ、3点を挙げた。17年に創部され、5年目。悲願の夏1勝を目指してきたが、達成できなかった。塩原主将は「自分たちの代で歴史をかえたかったけど、1勝もできなくて悔しい」と話した。