昨夏の県独自大会4強の福島成蹊が小名浜海星との投手戦を制した。

先発したサイド右腕・神田圭汰投手(3年)が9回を2安打無失点で人生初の完封勝ち。最速120キロ台前半の直球に、決め球のスライダーを織り交ぜながら、緩急を駆使した。得点圏に走者を背負ったのは2度のみ。サイド特有のナチュラルシュートを武器に打たせて取り、守備陣も好守備でエースをもり立てた。「仲間の守備にも助けられながら、自分の投球ができた」と納得の表情で振り返った。