市和歌山が5回コールドの圧勝で、決勝進出を決めた。今秋ドラフト上位候補で最速152キロ右腕のエース小園健太投手(3年)が先発。1回から全力投球で3三振を奪い、相手を寄せつけない。プロ注目の4番渡辺大和内野手(3年)から2打席連続三振を奪うなど、圧巻の内容だった。

この日は複数球団が視察する前で5回1安打8奪三振無失点で、最速147キロだった。「常にストライク先行で試合を運ぶことができた。真っすぐのコントロールについては及第点をあげられる。渡辺君には2つとも(三振を)狙っていました。4番に対して力を込めました」と振り返った。

3月のセンバツは2回戦で敗れた。「チームのみんなで戦う最後の夏。チームのみんな全員で、日本一の夢をかなえたい」。リベンジの夏の甲子園まであと1勝。27日の決勝で全力を尽くす。