大阪桐蔭が7回コールド勝ちで準々決勝に進出した。

1点を追う2回1死一塁で7番・野間翔一郎外野手(3年)が、右越えに高校通算8本目となる2ランを放ち、逆転した。野間が「軽く打って勝手に入った感じでした。チームを勢いづけることができたと思います」と振り返ったように、2回以降は毎回得点で近大付を突き放した。

投げては今秋ドラフト候補で最速150キロ左腕・松浦慶斗投手(3年)が先発し、6回3安打1失点。1回に1失点した後は落ち着いた投球をみせた。最速は146キロをマーク。松浦は「相手に押されて1失点してしまったので準備不足かなと思います。いい投球ではなかったのでしっかり準備していきたい」と課題を挙げた。

西谷浩一監督(51)は松浦の投球に「しっかり投げてくれたと思います。いろんな工夫をしながらやっている」と話した。

この日は9球団のスカウトが視察した。DeNA安部建輝スカウトは松浦に対して「しっかりまとまって投げているし、調子も上がっている」と評価した。