国学院久我山が接戦を制し、優勝した19年以来となる決勝進出を決めた。

エース高橋風太投手(3年)が6安打3失点で完投した。2回表に日大三・鎌田に先制ソロを打たれたが、その裏すぐに打線が2点を奪い逆転。3回表、星のソロで同点を許すも、4回に打線が勝ち越した。

従来、東京大会の決勝は神宮球場で行われてきたが、今年は東京オリンピック・パラリンピック開催により同球場が使用できない。代わって、準決勝から東京ドームで開催。高橋にとって、人生初の東京ドームのマウンドだったが「下が硬くて、自分の投げ方にあっていたと思います。意外と、すんなり入れました。マウンドも、打席も、ボールは見やすかったです」と苦労はなかった。

高橋について、尾崎直輝監督(31)は「ホームランは打たれたけど、最少失点はOKと言いました。ダメージはありませんでした。エースらしくなってきました。信頼しています」と、ねぎらった。