4年ぶり11度目出場の盛岡大付(岩手)は大会4日目(12日)の第4試合、初出場の鹿島学園(茨城)との初戦が決まった。主将の田屋瑛人捕手(3年)は「甲子園球場に立てて野球ができること、そして今まで支えてきてくださった方々に感謝をしながら1戦1戦、1球1球にしがみついてやっていきたい」と気持ちを引き締めた。

今夏の岩手大会は5戦で50得点し、チーム打率は3割8分9厘で高い攻撃力が光った。決勝では花巻東との「黄金カード」を制し、甲子園切符をつかんだ。甲子園では「何点取られてもその分取り返すという気持ちで粘り強い野球ができたら」と力を込めた。

運命を感じる初戦となった。同校が前回、甲子園の土を踏んだ19年春のセンバツは初戦で茨城代表の石岡一と対戦した。「今大会も茨城代表の鹿島学園さんとやらせていただくということで、茨城代表とは運命を感じているというか、ワクワクしています」と高揚した。

対する鹿島学園は茨城大会決勝で、春夏2度の全国優勝を誇る常総学院に1点差で勝利し、春夏通じて初の甲子園出場を決めた。