大会初日の第3試合に東明館(佐賀)との初戦を控えていた日本航空(山梨)は練習後に取材に応じ、順延の影響は感じさせなかった。

主将の久次米陸士内野手(3年)は「順延はあまり関係なく、自分たちの調整として練習しました。気を引き締めて明日の試合に気持ちをつくっていこうと話をしました」と、現在の心境を語った。

豊泉啓介監督(36)も「県大会でも何度か雨天順延を経験しています。いつも通りの準備ができました」と言った。練習内容はバッティング中心で豊泉監督は「早振りで10本を10セットやりました」と説明。東明館の先発が有力視される今村投手を念頭に置いていた。久次米主将は味方のキーマンとしてヴァデルナ・フェルガス投手(3年)の名前を挙げ、豊泉監督も「ヴァデルナが制球面で小沢よりも安定している。失点が計算できる投手という理由から背番号1に戻しました」と言い、188センチの大型左腕への期待を示した。