久慈東が粘りの野球を貫き、久慈商時代の00年以来21年ぶりの4強を決めた。エース左腕、高橋桜介(おうすけ)投手(2年)が9安打2失点(自責1)完投。「ランナーを出しても焦らずに持ち味を出せてよかった」。94~114キロのボールで緩急をつけながら122球を投げ込み、相手打線にあと1本を出させなかった。打席では同点の5回に「自分が点を取られてしまったので、自分でかえそうという思いだった」と左前に勝ち越し打。4安打1打点と主軸の仕事も果たした。