宇都宮南は、逆転負けで決勝進出を逃した。

先発したエース右腕の石崎蒼真投手(2年)は、内角と外角のコースにしっかり投げ分け、緩急も使った投球。しかし、4回に四球と味方の失策がからんで3点先制されると、8回に連打を許し2点を追加された。

9回を被安打8の6奪三振、5失点(自責2)。155球の熱投だった。1週間500球の球数制限が迫る中、9回を投げきった。荒井浩司監督は「石崎はよく投げた。(1週間の合計が)497球で、球数制限はぎりぎりだった。関東大会がかかっていたので、そこまでは(続投)と思っていた」と明かした。

新型コロナウイルスまん延と、緊急事態宣言の影響を受け、練習や練習試合も制限される中で、調整を続けてきた。平日の練習試合は、約1時間のみ。練習メニューは打撃に絞ってきた。「守備はそこそこできる選手たち。練習が短い中で、打てないと勝てないよと言ってきました」と話した。