今夏決勝と同じ顔合わせの一戦は日本文理が新潟産大付に12-0で5回コールド勝ち。先発の田中晴也、村越仁士克(ともに2年)が完全リレーで抑えた。準々決勝4試合は3日に行われる。

   ◇   ◇   ◇

夏甲子園出場の日本文理は、今夏県大会決勝の“再戦”となった新潟産大付戦で10安打を放ち、12-0の5回コールドで圧勝した。守っても田中-村越が「完全」継投も見せ、相手打線を寄せ付けなかった。

先発のエース田中は1回1死後、2番打者から5者連続三振。3回を投げ6三振を奪い、1人の走者も出さない。4回から2番手で登板の村越も2回を無安打、1奪三振で相手打線の出塁を許さなかった。

村越は27日の3回戦・加茂暁星戦(5-3)でも無失点投球の田中の後を受け、2番手で登板したが、3失点していた。「高めを狙われた。今日は低めに投げ込むことを意識した。しっかり修正できた」と落ち着いて試合を締めた。準々決勝は中越と対戦する。「(中越は)いいバッターがそろっている。田中、自分を含めた投手陣でしぶとく、文理らしい野球で勝ちたい」と力を込めた。【小林忠】