第104回全国高校野球選手権群馬大会(7月9日開幕)で3年ぶりに行われる開会式(上毛新聞敷島球場)では、県太田・小林風斗主将(3年)が選手宣誓を務めることが決まった。

組み合わせ抽選の順番を決める予備抽選で、選手宣誓を任される「1」を引き当てた。「えっ!? って感じ。去年の主将の先輩が(選手宣誓を)『やりたかった』と言っていたので、(自分も)やりたい思いがあった。驚いたし、とてもうれしいです」と話した。

抽選は、番号の書かれた紙の入った封筒を選ぶ方式。「右下の封筒を選ぶ」と決めていたが、いざテーブルの前に立ったら「真ん中のやつが大きく見えた」と直感で選んだ封筒に、見事「1」が入っていた。

宣誓の内容については「2年前も去年も(コロナ禍で)先輩たちは満足に野球ができなかった。僕たちが秋、春、夏とやらせてもらえるのは、たくさんの方の支えがあるからなので、感謝の気持ちを込めたい」と明かした。

県太田は、今春センバツの21世紀枠の地区候補9校に入りながら、出場校には選出されなかった。「(センバツの)悔しさも持って、恩返しを含めて最後の夏にいい結果を出したい」と意気込んだ。