第104回全国高校野球選手権東・西東京大会(7月9日開幕)の組み合わせ抽選会が行われた。

東東京は、春の都大会4強に関東第一、二松学舎大付、帝京と3校が入っており、力は拮抗(きっこう)している。

春の関東大会で準優勝した関東第一は、投打で戦力が充実する。初戦は7月16日に、桜修館中教校-目黒学院の勝者と対戦する。ドラフト候補の主砲・井坪陽生外野手(3年)が打線をけん引。投手陣は、春の都大会で結果を出した左腕・桝川颯太投手(3年)と昨秋エースナンバーをつけた右の本格派、成井颯投手(3年)の2枚看板がそろう。

2連覇を狙うのは、春準優勝の二松学舎大付。初戦を7月16日に迎える。エース左腕の布施東海投手(3年)、強打で足もある瀬谷大夢外野手(3年)を中心に層が厚い。今春のセンバツにも出場しており、経験は豊富だ。

第3シードの帝京は、強力打線を誇る。今秋ドラフト候補の小島慎也内野手(3年)、渡辺礼内野手(3年)、大塚智也内野手(3年)と長打力を誇る打者が並ぶ打線は切れ目がない。投手陣もエース右腕・高橋蒼人投手(2年)に加えて左腕・安藤翔投手(2年)、最速142キロ右腕・佐久間光正投手(3年)の調子も上向き。11年以来11年ぶりの甲子園を狙う。初戦は7月17日に決まった。

春8強で第4シードの日体大荏原は、7月18日の初戦で甲子園3回出場の東亜学園と激突する可能性がある。

都立の小山台も勝機をうかがう。14年センバツ以来の甲子園に向けて、初戦は19日となった。

選手宣誓は、第1シード関東第一の秋葉皓介主将(3年)が行う。