連覇を目指した松商学園は初戦で散った。同校が夏の大会で初戦敗退は1985年(昭60)以来となる。

足立修監督(58)は「継続試合に影響はありません。そういうルールは把握しておりました。そこは関係ありません」と、端的に答えた。「夏の大会は普段以上の力が出る。それは分かっていましたが、選手の力を引き出してやれなかったと感じています」。

ベンチには12日の試合で味方選手と激突して負傷交代した斎藤新太投手(2年)が車いすで入った。足立監督は「左足が骨折です。右の鎖骨もひびが入っています」と、苦悶(くもん)の表情を見せた。

プロも注目する左腕、エース栗原英豊投手(3年)は本来なら試合中盤以降で投入するプランだったが、初回の長野日大の攻撃にたまらず栗原投入を決断するしかなかった。その栗原は試合後、今後の進路について慎重に言葉を選びながら言った。「まだ進路は考えていません。夢はプロですが、今は社会人や大学など選択肢はあった方がいいと思っています」。

2月には同校が足立監督から松宗勝部長(42)への交代を公表しているが、試合後の足立監督は「今は何も考えていません。それをお話しする場所ではありません」と、去就については明言はしなかった。