秋田中央が2-1で湯沢翔北に逆転勝ちし、夏4強一番乗りを決めた。

エースの責務を全うした。先発のエース右腕、土田温人投手(3年)が9回を投げ8安打1失点と粘りの投球を披露。初回から3回までは毎回得点圏に走者を置くも、打たせて取る投球で無失点で切り抜ける。5回に先制点こそ許したが、6回以降は3安打投球。1点リードした直後の9回は1死一、二塁と一打出ればサヨナラの局面を迎えたが、後続を左飛、左飛と最後のヤマ場を乗り切り、4強進出の立役者となった。「初回から球が浮いてしまったけど、粘り強く投げることができた」と振り返った。

19年以来3年ぶりの頂点へ、あと2勝に迫った。土田は「やることは変わらない。1球1球全力で投げ込んでいきたい」と言葉に力を込めた。