聖光学院(福島)が日大三(西東京)に逆転勝ち。夏の甲子園で5年ぶりの白星を挙げた。これで夏の甲子園は20勝目となった。

1-2で迎えた5回裏、2死二塁から2番高中一樹内野手(2年)が左越えに逆転2ラン。8回には4番三好元気外野手(2年)が左越えソロを放った。高中は「地方大会から打てずにずっと迷惑かけてきたので良かった。(高校で本塁打を打ったのは)初めて。今まで野球を続けてきた中で一番うれしかったです」と喜びをかみしめた。

守っては先発の左腕・小林剛介(3年)から5回途中、1死三塁のピンチでエース右腕の佐山未来(3年)にスイッチ。3番・富塚隼介内野手(3年)を右飛に抑え、本塁へのタッチアップを補殺。ダプルプレーでピンチを脱すると、6回以降は粘り強い投球で日大三打線を無失点に抑えた。

斎藤智也監督(59)は「3番の子が小林に対してタイミングが合っていると思った。迷わず佐山投入を決めた」と継投を振り返った。

聖光学院は今春のセンバツ初戦で同じ東京勢の二松学舎大付に勝利。春夏連続で東京勢を破った。2回戦では横浜(神奈川)と対戦する。

日大三は後半の好機にあと1本が出なかった。2012年夏も初戦で聖光学院に1-2で敗れており、10年前のリベンジを果たすことなく甲子園を去った。

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