西武ドラフト3位の九州国際大付・野田海人(かいと)捕手(17)が2日、北九州市の九州国際大で指名あいさつを受け、日本一の強肩強打の捕手になることを目標に掲げた。

球団本部編成グループディレクター・潮崎哲也、同編成グループ育成アマチュア担当チーフ補佐・渡辺智男、同編成グループ育成アマチュア担当・岳野竜也と対面して、気持ちを新たにした。

西武での目標は「開幕1軍で試合に出ること」で、西武の捕手では「森友哉選手のようになりたい。フルスイングがかっこいい。打てるキャッチャーになろうと思っています」とキッパリ。19年には首位打者、リーグMVPにも輝いた森のような球界を代表する「打てる捕手」を目指す覚悟だ。

また、「一番はスローイング」という送球もアピールポイントで「(ソフトバンク)甲斐選手のようなスローイングができる選手になりたい」と“西武のキャノン砲”襲名を誓った。盗塁を阻止してみたい選手は「(ソフトバンク)周東選手と勝負したい」とし、今季22盗塁の球界を代表する韋駄天(いだてん)との対決を心待ちにした。

潮崎ディレクターは「肩が強く、プロの中でも十分強肩としてやっていけるだけの素材。西武のレギュラーだけでなく、球界を代表する捕手になってもらいたい」と期待した。

この日、松井稼頭央新監督からの「けがをせず(新人合同自主トレに)元気で集まってもらいたい」というメッセージを受け取った。「人生の中で一番最高の日だった」と振り返ったドラフト会議から約2週間。「プロ野球選手として頑張っていこうという気持ちでいっぱい」と飛躍を期した。【菊川光一】