山梨学院がダルビッシュの母校・東北(宮城)との開幕戦を制し、4年ぶりの白星を挙げた。

0-0で迎えた5回、2死走者なしから好機をつくり5番進藤天内野手(3年)の適時打、6番佐仲大輝捕手(3年)の適時二塁打で2点を先制。1点差に迫られた7回には佐仲の犠飛で1点を加え再び2点差とした。

守っては林謙吾投手(3年)が好投。4回まで無安打の快投。7回に1点を失ったが完投した。

WBCで活躍中のダルビッシュ有投手の母校・東北は6回まで1安打と打線が沈黙。7回に3安打を集め1点を返したが逆転ならず。偉大な先輩が白星を挙げた04年春以来、19年ぶりとなるセンバツ勝利はつかめなかった。

勝った山梨学院・吉田洸二監督は「これほど勝ちたいと思った試合はここ数年なかったので、選手がよく頑張ってくれたと思います」と話した。「ここ数年、4試合ほど、1点差で甲子園ではずっと敗れ続けていたので、開幕戦とかは考えずに、今日勝ちたいという一心でした」と4年ぶりの甲子園勝利をかみしめていた。