専大松戸(千葉)が高知に競り勝ち甲子園で初の8強入りを決めた。

1回に2点を先制されたが2回、6番広川陽大外野手(3年)が右翼ポール際へ同点2ラン。さらに敵失などで2点を勝ち越した。8回表に同点に追いつかれるとその裏、1死一、三塁から5番太田遥斗外野手(3年)が中前へ勝ち越しの適時打を放った。さらに6番広川の適時打で6点目を奪った。

プロ注目右腕で初戦完封勝利の平野大地(3年)は3回までに3失点。それでも4回以降は緩急を付けた投球。8回に同点に追いつかれたが4失点、9三振を奪い完投した。

持丸修一監督(74)は竜ケ崎一、藤代、常総学院時代を含め11度目の甲子園で初の1大会2勝。ついに3回戦の壁を破りベスト8入りを果たした。

高知は1回に2点を先制も2回に守備の乱れもあって逆転を許した。8回に同点に追いつく粘りを見せたが競り負け。10年ぶりの8強入りを逃した。

専大松戸の持丸監督は「もっと落ち着いた試合ができるのかなと思ったんですけど、初めからどんどん動いてきたのでちょっととまどいました。(平野は)調子が良くなかったみたいでしたがピンチではしっかり投げてくれたので良かったんじゃないかと思います。今日は我慢できるところが攻撃でも守りでもあった。我慢が良い結果を生んだと思います。(初の8強に)すごい。自分には想像つかないくらい(選手が)成長しています」と話した。