大阪大会で7校が参加する連合チーム同士の対戦があり、「福井・箕面東」の2校連合が「南・西・桜和・東淀工・柴島」5校連合の驚異の反撃を振り切った。大阪でも硬式野球部員の数が年々減少。単独チームを組めない学校が増える中、志を1つにして連合チームが奮闘している。
灼熱(しゃくねつ)の日差しが降り注ぐ中、連日熱戦が続いている大阪大会。この日、万博で行われた第3試合では7色のユニホームが入り交じり、激闘が繰り広げられた。9回表、6点を追う南・西・桜和・東淀工・柴島の5校連合は、福井・箕面東の2校連合に対して5点を追い上げ1点差に迫った。しかし、あと1点が遠く涙をのんだ。
今大阪大会には5組の連合チームが参加。抽せんで、そのうち2組が初戦で対決する珍しいケースとなった。日本高校野球連盟の発表によると、大阪府の硬式野球部の加盟校は13年に189校あったが、23年現在では182校と微減している。部員数で見ると、13年は8715人所属していたが、23年は5933人まで約3000人減少。それに伴い、連合チームを構成する学校も増加している。
今夏は連合チームが5つ構成され、19校が参加している。この日、5校の連合を率いた桜和の立石寛監督(46)は「内野手だけでも人数が足りないので、グラウンドはあっても連係プレーの練習ができない。テストの時期が違ったり、学校が違うことでコミュニケーションが難しい」と苦労について語った。
一方で、連合チームならではの良さもある。5校連合として試合に出場した柴島の山崎翔馬外野手(3年)は「友達関係が増えた」と笑顔。同監督も「人数が足りなくても連合で試合をすることで経験が積める」と話し、「部員が少ない学校に行ったら野球ができないと思ってほしくない」と連合の意義を力説した。
とはいえ、単独チームでの出場を諦めたわけではない。立石監督は「来年は単独での出場を目指す」と気合十分だ。【安岡拓磨】
<大阪大会連合チーム>(校数)
南・西・桜和・東淀工・柴島(5)
福井・箕面東(2)
かわち野・門真西・布施北(3)
狭山・藤井寺工科・大阪農芸・成美・八尾北(5)
貝塚・河南・長吉・美原(4)

