前橋商が8回裏2死からの逆転劇で、準優勝した19年以来の4強進出だ! 小池絆内野手(2年)が満塁の好機で、内角の直球を右前へ2点適時打を放ち、本塁への送球エラーも誘って一気に3得点。前橋育英のエース右腕・岩崎鈴音(りおん)投手(3年)の牙城を崩した。

「今回は絶対にやってやろう」と試合に臨んだ。今春の群馬大会でも同校と対戦し、6-7で敗れていた。この敗戦はチームに大きな影響を与えた。練習後のミーティングで必ずリベンジしようと毎日のように誓い合い、つらい練習を乗り越えた。小池は「岩崎投手が良いと聞いていた。マシンで速い真っすぐと変化球を交互に打つ練習をしてきた」と試合終盤で対策が実った。

準決勝は昨年の優勝校、樹徳と対戦する。「いつも通りやっていることをやれば勝てると思う。次も前商打線を見せたい」。13年ぶりの聖地へ突き進む。

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