敦賀気比(福井)・東哲平監督(42)が今大会限りで退任することが25日、分かった。

以前から後進に道を譲ることを決め、選手たちにはすでに意向を伝えていた。チームは福井大会5連覇を狙ったが、この日の準々決勝で福井商に0-9で7回コールド負け。春のセンバツに出場し、今夏も優勝候補の筆頭と目されたが、力を出し切れず終幕を迎えた。

東監督は11年に母校の監督に就任。15年のセンバツでは西武平沼翔太内野手(25)を擁し、北陸勢初の甲子園制覇を果たした。レッドソックス吉田正尚外野手(30)、広島西川龍馬外野手(28)ら球界を代表する選手を育て、高校日本代表のコーチも務めた名指導者だった。