大阪桐蔭が大体大浪商を7回コールドで下し、準決勝進出を決めた。

大阪桐蔭の投手陣に新たな精鋭が現れた。この日先発したのは、2年の右腕平嶋桂知(かいち)投手。

投げて6回まで、5奪三振と好投し相手打線を封じた。

打っては4回裏の無死1、2塁の場面で右翼への安打を放つなど、チャンスメーク。投打共に活躍を見せ次世代エースとしての頭角を現した。

試合後に平嶋は投球について「(初回は)コースに真っすぐ投げられた。後半は制球が定まらなかった」と早くも試合を振り返り、課題を明らかにした。今秋ドラフト1位候補の前田悠伍投手(3年)に加えて、頼もしい存在だ。

◆オリックス谷口スカウト「まっすぐの球速もあるし、カットボールもいい。背も高いし、OB藤浪(晋太郎)投手のようになる可能性を秘めているんじゃないですか。来年のドラフト候補ですね」

◆平嶋桂知(ひらしま・かいち)2006年(平18)9月4日生まれ、東京都中野区出身。中野区立みなみの小学校出身。野球は小学1年生から始め久我山イーグルスに所属。中学は中野区立南中野中学校、稲城リトルシニアでプレーした。50メートル6秒9。187センチ。体重84キロ。最速は、149キロ。右投げ両打ち。