夏の甲子園が本来の形で開幕した。4年ぶりに全選手が参加しての入場行進が実現した。

入場行進を終え、履正社・森沢拓海主将(3年)は「春(の選抜大会)よりも観客が多くて、より試合が楽しみになりました」と胸を躍らせた。7月30日の大阪大会決勝から1週間。「疲れもとれてきて、体のキレも出てきているので、試合にはベストな状態で臨みます」とキッパリ。7日の鳥取商との初戦に向け「相手チームの研究をしている。対策もできている。先制点を取って自分たちのペースで試合できたらなと思います」と意気込んだ。

智弁学園・高良鷹二郎主将(3年)は開会式を終え「いよいよ始まったな」と気を引き締めた。7日に英明と対戦。「初戦が一番大事だと思うんで、一戦必勝で、智弁らしいつないで打ち勝つ野球で勝てるように」と力を込めた。奈良大会決勝の試合終了直後に足を痛めた4番の山崎漣音(れん)内野手(3年)は回復に向かっていると言う。高良は「ケガはあるんですけど、そのやりくりもめどが立ったし、打撃も守備もしっかり調子が上がってきた」と話し、チーム状態は上向きだ。

◆市和歌山・熊本和真主将 甲子園に来たからには勝たないと意味がないと思う。まずは1勝ずつを重ねていけたら。

社・隈翼主将 身が引き締まるワクワクした思い。20人全員で行進できて良かった。まずは絶対1勝したい。センバツの借りを返しにいきたい。

◆立命館宇治・塚本遵平主将 やっと憧れの舞台が始まった実感が湧きました。あと3日間、相手チームの分析をして試合に臨みたいと思います。

◆近江・横田悟主将 全員で歩けたというのはとてもうれしい。雰囲気としてはとてもいい状況。目の前の試合に全力を尽くして、一戦必勝でやっていきたい。