高校通算140本塁打のプロ注目スラッガー、佐々木麟太郎内野手(3年)を擁する花巻東がクラークとの接戦を勝ち切り、15年以来8年ぶりの3回戦進出を決めた。佐々木麟は4打数無安打に終わったが、1-1の8回1死一塁で迎えた第4打席に、一塁走者・久慈颯大外野手(3年)を二塁へ進める遊ゴロ。チームバッティングで2死二塁とチャンスを広げ、そのチャンスを5番・千葉柚樹主将(3年)がものにする勝ち越し左前適時打。先発の北條慎治投手や3番手中屋敷祐介投手(ともに3年)の好投、千葉の決勝打などチームの活躍に佐々木麟は「こうやって仲間が助けてくれて、勝つために命を懸けて、岩手県を背負って戦っていることにみんなにありがとうと伝えたいなと思います」と感謝した。