慶応(神奈川)が6回に6得点を奪い逆転勝ち。ABCテレビの生放送で解説した智弁和歌山の高嶋仁元監督(77)は逆転の要因に、PL学園時代に甲子園で通算13本塁打を放った清原和博氏(56)の次男代打・清原勝児内野手(2年)の影響を挙げた。

高嶋氏は「代打清原のコールが火をつけたように思う。『わー!』という。お客さんの声援。あれで勢いが出た」と球場の雰囲気が一変したことが勝利の要因の1つだったと話した。

0-2の6回先頭打者の代打で清原が登場。球場は大歓声に包まれた。結果は投ゴロだったが、次打者から打線がつながり6点を奪って逆転に成功した。

慶応は103年ぶりの4強入り。高嶋氏は優勝へ向けて「『勢い』が優勝するためにどうしても必要な要素なんですよね」と話した。