今春センバツで全国制覇した高崎健康福祉大高崎(群馬)が、甲子園後初となる公式戦で8回コールド勝利を収めた。

佐藤龍月投手、石垣元気投手(ともに2年)の左右ダブルエースと箱山遥人捕手、高山裕次郎内野手(ともに3年)のU18日本代表候補組は、いずれもベンチ入りせず。青柳博文監督(51)は「投手をあと1人、2人何とか育てないと、暑い中では勝てないので」と選手層強化を春の1つのテーマに掲げている。

2回戦時点では主将の箱山がベンチ入りしない中で、甲子園では背番号12を付け、元気な三塁ベースコーチとしても話題になった金井俐樹捕手(3年)が、この日は主将に任命された。「箱山だけじゃないんだぞっていうところを見せられるように。自分だけじゃなくて、チーム内に監督から見ても頼れるような選手が1人でも増えるように」と全体での底上げへ意気込んでいた。【金子真仁】