春夏連続甲子園出場を目指すシード東海大福岡が8回コールドで博多工を下し、ベスト16となる5回戦に進んだ。2年生ながら3戦連続先発起用の最速142キロ右腕、西村壮投手が5回1安打無失点で貢献。3回戦で6回参考ながら無安打無失点の勢いのまま躍動した。
漫画「ドラゴンボール」のべジータファンという西村が、並外れた戦闘能力を持つアニメ戦士ばりの鉄腕でけん引した。三振を奪うたび、気迫を前面にほえたり、ガッツポーズして躍動だ。「メンタルが弱いとイジられることもあるが、チームの役に立ててうれしい」と話し、勇者のごとく立ち向かった。
最速を142キロに更新するなど絶好調で、6回参考ながら無安打無失点をマークした6日北九州戦から中4日。3戦連続先発の4回戦も、中村謙三監督(37)が「勢いがあるので、調子そのまま先発させた」と気合が違った。
この日最速140キロ直球を軸にカットボール、カーブ、チェンジアップ、スプリットで翻弄(ほんろう)。前回から10イニング連続で無安打無失点を継続する安定感だった。5回先頭打者の相手6番に初ヒットとなる中越え二塁打を浴びたが、後続をきっちり3人で抑え勝利に貢献だ。6回からは最速144キロのエース右腕、佐藤翔斗(しょうと)投手(3年)が登板。8回2安打無失点リレーで危なげなかった。【菊川光一】

