<全国高校野球選手権:作新学院6-3八幡商>◇16日◇3回戦

 124球を投げて8安打3失点で完投した作新学院のエース大谷樹弘(2年)は、笑顔でベスト8進出を喜んだ。「インコースを攻めて、スライダーも決め球になって良かった」と6回まで1失点で試合をつくった。打線もエースの力投にこたえて14安打で6点。大谷は2月に左膝を手術。練習試合に復帰したのは6月と遅かったが、春夏連覇の62年以来となる8強に導き「完投したのは大きな自信になります。同じ2年生投手には負けたくない」と準々決勝で対戦する智弁学園(奈良)戦を見据えた。