<全国高校野球選手権:大阪桐蔭4-0明徳義塾>◇22日◇準決勝

 明徳義塾(高知)が完封で大阪桐蔭に屈した。先発のサイドスロー右腕・福永智之(3年)が0-1の6回、2死一、二塁から左越え二塁打を許し、追加点が重く響いた。それまで初回の犠飛による1点に抑えていた福永は「自信のある真っすぐを思い切って投げました。レフトフライで終わってくれと思ったんですが」と唇をかんだ。打線は相手エース藤浪晋太郎(3年)に2安打と攻略できなかった。馬淵史郎監督(56)は「選手はよくやった。ベスト4からの、あと2つが大きい。下級生がこれを経験したことが次につながる」と話していた。