<全国高校野球選手権:盛岡大付4-3東海大相模>◇16日◇2回戦

 盛岡大付(岩手)の松本裕樹投手(3年)が8安打3失点、9三振を奪い、優勝候補の東海大相模(神奈川)を倒した。

 最速150キロの直球は141キロ止まりだったが、スライダー、ツーシーム、チェンジアップを低めに集めた。

 「スピードよりも低めに丁寧に投げて打ち取っていこうと思いました。気を抜ける場面はなかったです」と話した。

 バットの方は4打数1安打。6回の左安打が逆転につながった。「絶対につなごうと思っていました。バッターとして打席に入るので(相手の140キロ投手陣は)意識していました」と話した。

 9回裏、1点差に迫られたが「ドキドキしましたがバックが守ってくれてよかったです。試合前は不安でしたが、最後は吹っ飛びました」と笑顔を見せた。