頂点へ望みをつないだ。東北学院大が宮城教育大に1-0で勝利し、勝ち点を挙げた。

1回2死一塁、4番伊藤和哉外野手(3年=学法石川)が、宮城教育大・近藤の直球を捉え、中越え適時打で先制。3投手の継投で1点を守り切った。

昨秋のリーグ戦では仙台大から14季ぶり、東北福祉大からは16季ぶりの勝ち点を挙げた。それでも東北大に勝ち点を献上し、あと1歩及ばず2位。19年ぶりの全国舞台を懸けた東北王座の大一番でも勝ち切れず、充実感より悔しさが勝った。当時から主軸を担っていた伊藤和は「星監督からもその悔しさを忘れるなと。それを伝えることは、新チームになってからずっと意識してきました」と意見交換を密にし、気持ちをひとつにしてきた。

伊藤自身もソフトバンク近藤ら左の好打者のフォームを分析。ウェートトレーニングに注力するなど、ひと冬で力を蓄えた。

最終節は、ここまで無敗の東北福祉大と対戦する。今季の仙台大戦は0勝2敗で勝ち点を落としたため、優勝のためには、1戦も落とせない。伊藤和は「結果につながる内容の濃い時間を過ごしていきたい」と最終決戦を見据えた。【高橋香奈】

○…宮城教育大は今季2勝目はならずも善戦した。先発の近藤龍毅投手(3年=仙台三)は初回に先制されたが、8回6安打1失点と完投した。「1球で仕留められました」と悔やんだが、2回以降は無失点に抑え、磨きがかかった直球に手応えを得た。チームは前節、東北工大を相手に連敗を68で止めた。残る次節の東北大戦に向けて「点を取られないピッチングを頑張りたい」と気を引き締めた。

○…東北福祉大は先制点を許すもコールド勝ちで王者の貫禄を見せた。フェンス直撃の走者一掃適時二塁打など5打点を挙げた小島慎也内野手(4年=帝京)は「ホームランを打ちたかったですね」と本音も、東京からかけつけた母へ活躍で感謝を伝えた。2連覇へ「相手は砕けてくると思うので、はね返せるぐらいじゃないと全国じゃ勝てないと思う。しっかりはね返していきたい」と力を込めた。