<全国高校野球選手権:八頭6-1角館>◇16日◇2回戦

 八頭(鳥取)が角館(秋田)に勝利し、初戦を突破した。

 1-1の同点で迎えた5回、2番の大基雄久内野手(2年)が2死三塁で中前適時打を放ち、勝ち越しに成功。大基は「投手に勝ち越し点をやりたいという強い気持ちで打つことができた」と喜びを口にした。

 大基は今年春に右人さし指を骨折し、5月下旬には鼻を骨折し手術した。2度の負傷を乗り越えての甲子園での活躍に「ケガの期間がなかったら僕はてんぐになっていたかもしれない。練習できなかった期間、1年生に自分の座を奪われて負けたくない気持ちだった。それからはレギュラーの自覚を持ってプレーできるようになった」と振り返った。