選抜高校野球(3月23日開幕)に出場する静清(静岡)が3日、沖縄強化合宿をスタートさせた。夕方までに現地入りすると、夕食後にうるま市・具志川総合公園の室内練習場で練習を行った。合宿には光岡孝監督(32)の愛知・中京大中京時代の恩師、大藤敏行前監督(48=現顧問)が訪問する。09年夏の甲子園優勝の手腕が加わるなど、周囲から最大級のバックアップを受ける。
めんそーれー!
全国的にはまだ無名の静清が沖縄で歓迎を受けた。同校の母体企業・相川鉄工の取引先である昭和製紙の社員が那覇空港で横断幕を準備。学生服で降り立った選手たちを出迎えた。到着時の気温は18・8度。この日の最高は19・5度と、連日静岡より5度以上暖かい気候が期待できる。主将の加藤翔捕手は「厳しい1週間になるという覚悟で来ています」とやる気をみなぎらせ、半袖の練習着を持参している。
金城成久前監督(47)の先輩が監督を務める糸満高野球部から、30ケース以上のボールのほかバットなど道具一式を借り、昭和製紙が用意したトラックで運ばれた。光岡監督は「多くの人たちの協力があるからこういう合宿を行えるということを忘れてはいけない」と、常に言い聞かせている。
光岡監督の恩師も駆けつける。中京大中京で09年夏に優勝に導いた大藤前監督が、3日間の予定で練習場を訪れる。その指導法とともに、甲子園の楽しさも怖さも知る名将から聞いてみたいことは山ほどある。加藤は「光岡監督の恩師で、人間形成を大事にした指導方法は似ているかもしれない。どんな指導をされるのかすごく楽しみです」と期待した。
光岡監督は「相当きつい合宿になることを、子どもたちには覚悟するように伝えてある」と、宿泊先から練習場の具志川球場までの約5キロはランニングを行う予定。早朝から夜まで野球漬けの7日間が始まった。【栗田成芳】

