いよいよアツい夏が始まる。強豪がひしめき合う広島大会。優勝候補本命はやはり昨夏甲子園準Vの第1シード広陵か。前田貴史(3年)中田廉(3年)森宗順平(3年)の“広陵3本柱”を打ち崩すことは容易ではない。特に春季中国大会準決勝(倉敷商戦)で20Kの完投勝利で完全復活を果たした左腕森宗が背番号「1」に。

 一方の第1シード高陽東は多彩な変化球を持つエース藤本康二郎(3年)が大黒柱だ。また総合技術の実力は誰もが認めるところ。抽せんでは高陽東と同ブロックに入った。主将の鎌倉良輝(3年)率いる如水館は、昨年準決勝で広陵に敗れているだけにリベンジに燃えている。

 豪打復活ののろしをあげたい広島工、安定した実力の広島国泰寺、2年生主体ながら破壊力十分の山陽など群雄割拠の状態は続く。99校が一枚の甲子園切符獲得を目指し、熱戦を繰り広げる。

 展望

 前田貴史(3年)中田廉(3年)森宗順平(3年)の3本柱を擁する昨夏甲子園準Vの広陵が本命。左腕森宗は春季中国大会の倉敷商戦で20K完投勝利で完全復活。総合技術、高陽東、如水館も安定。豪打復活の広島工、広島国泰寺、山陽など群雄割拠だ。