<高校野球宮城大会:仙台育英16-0上沼>◇8日◇2回戦

 仙台育英・穂積優輝投手(2年)は8連続奪三振の快投で圧勝発進した。圧巻の奪三振ショーだ。初回、先頭打者を二ゴロに打ち取ると、2番から3回の9番打者まで8者連続奪三振。試運転を終え3回で降板も、最速144キロの直球と鋭いスライダーでパーフェクト投球を見せた。しかし「まだまだですね。フォームが完成していません」と納得がいかない表情だ。

 佐々木順一郎監督(48)が「ヌタ~っとした投げ方からいい球を投げないと」と話すフォームが理想。力まなくても伸びのある直球を繰り出すため、穂積はOB由規(ヤクルト)のフォームの写真などを見て参考にしている。「かなりプラスになっています」と、先輩に続いて甲子園のマウンドを目指す。