<高校野球山梨大会:日本航空1-0帝京三>◇21日◇決勝

 まさに大黒柱だ。プロ注目の最速144キロ右腕・北野駿人(はやと)投手(3年)の投打にわたる活躍で、日本航空が3年ぶり5度目となる代表の座をつかんだ。「最高です。試合が本当に楽しくて仕方なかった」と喜びを爆発させた。

 先発した背番号「10」森田大輝投手(3年)を5回からリリーフ。打者16人をわずか1安打に封じた。打っては7回1死一、三塁の好機に左前適時打。「来たボールを打つだけ、の気持ちでした」と、無心の一打が決勝点となった。

 初戦では7球団16人のプロ野球スカウトを集めた逸材。準決勝でも巨人などが再度視察するなど、甲子園でも注目を集める存在の1人になる。これまでも「決勝?

 勝ちます」、「自信?

 あります」と強気の言葉でチームを鼓舞してきた主将兼エースは「甲子園でも絶対に勝ちます」と高らかに宣言した。