<高校野球宮城大会:仙台育英1-0東北>◇25日◇決勝

 仙台育英がライバル東北を完封リレーで下し、3年連続21度目の出場を決めた。先発の穂積優輝(2年)が8回途中まで4安打無失点と力投すれば、木村謙吾投手(1年)が無安打に抑えて逃げ切った。昨秋県大会2回戦では同校に0-8で敗れていただけに、穂積は「東北を倒すためにやってきたので、本当にうれしい」と笑顔で語った。打線はプロ注目左腕の東北・萩野裕輔投手(3年)に苦戦したが、4回2死一塁から佐々木康幸右翼手(3年)の右翼線への適時三塁打で先制し、守りきった。佐々木順一朗監督(48)は「もっと点を取られると思っていた。甲子園では暑さに耐えられるかですね」と話していた。