<高校野球東東京大会>◇27日◇決勝

 修徳のプロ注目選手、三ツ俣大樹投手(3年)にとって、最後の夏が終わった。最大3点のリードを守れず、甲子園出場はならなかった。「相手はどの打者も思い切り振ってきて、高めは持って行かれる」。関東一の強力打線を意識し、低めに集める投球を心掛けた。それでもボールは高めに浮き、「下半身が使えていないな」と、投球フォームの修正をしたのが運のつきだった。意識しすぎたのか、7回のマウンドで両足がけいれんするアクシデントに見舞われ、8回途中3失点で降板。「最後まで投げたい気持ちはあった」が、後続も打ち込まれて逆転された。

 投打にプロから注目されるだけあって、打撃は4打数2安打と好調。7回には中前適時打を放っただけに、不運が悔やまれた。