阪神西岡剛内野手(31)が4日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、7200万円減の1億800万円でサインした。

 年俸1億円以上での減額制限40%の減俸だったが、時折、笑顔を見せながら「目いっぱい落とされました。その中でも、まだ球団の必要なんだという気持ちが伝わりました」と話した。

 今季は開幕スタメンに名を連ねながら、5月下旬に右肘を負傷して長期離脱をしいられた。4カ月のブランクが響いて50試合出場にとどまり、打率2割6分2厘に終わった。昨年も守備中に福留と激突骨折しており、2年連続で不本意なシーズンになった。大減俸にも「マスコミの記事で悲壮とか背水という言葉を聞くけど、僕はまったくそういう気持ちはない。非常に楽しみです。明日からでもユニホームを着たい」とキッパリ。気分一新で来季に臨む。(金額は推定)