巨人は16日、19日に熊本で予定していた中日4回戦の中止を発表した。

 15日には現地に球団職員を派遣し、宿泊先や球場など、開催実施に向けて調査を行っていた。

 だが、この日未明に熊本で震度6強の地震が短時間に連続して発生。現地の調査結果も踏まえ、総合的に判断した。堤辰佳GM(50)は「今朝の地震で球場の照明が落下したり、内野席が壊れたり、外野が隆起したり、球場施設が危険な状態になっている。来場者の安全を最優先に考えて、無理だろうということです。うち(巨人)も中日も宿舎も移動手段も厳しい状況です」と経緯を説明した。

 20日に鹿児島で予定されていた中日戦も、用具輸送のめどが立たないため中止が決まった。