プロ野球のセ・パ両リーグは25日、記者投票によって選ばれるベストナインを発表し、日本ハム大谷翔平投手(22)が、「投手」と「ベストDH」で史上初の“二刀流受賞”を達成した。
今季から、セ、パ両リーグから選出を委嘱されているプロ野球記者会が、投手と野手の重複投票を認めるように、投票規定を変更した。昨季までは、同一選手を複数のポジションに投票した場合は無効としていたが、大谷の投打の活躍により、投票規定の変更が必要と判断。変更初年度からダブル受賞が実現した。
各ポジションの受賞者は以下の通り。
【セ・リーグ】
投手 広島野村祐輔 初
捕手 広島石原慶幸 初
一塁手 広島新井貴浩 11年ぶり2度目
二塁手 ヤクルト山田哲人 3年連続3度目
三塁手 巨人村田修一 3年ぶり4度目
遊撃手 巨人坂本勇人 4年ぶり3度目
外野手 広島鈴木誠也 初、DeNA筒香嘉智 2年連続2度目、広島丸佳浩 2年ぶり2度目
【パ・リーグ】
投手 日本ハム大谷翔平 2年連続2度目
捕手 ロッテ田村龍弘 初
一塁手 日本ハム中田翔 2年連続2度目(13、14年は外野手で受賞)
二塁手 西武浅村栄斗 初(13年に一塁手で受賞)
三塁手 日本ハム・レアード 初
遊撃手 ロッテ鈴木大地 3年ぶり2度目
外野手 ロッテ角中勝也 4年ぶり2度目、オリックス糸井嘉男 2年ぶり5度目、日本ハム西川遥輝 初
ベストDH 日本ハム大谷翔平 初(15年に投手で受賞)