ヤクルトがフレッシュローテで浮上する。ドラフト4位左腕中尾が5日、1軍に合流。8日のソフトバンク戦で先発する。最速151キロの本格派は「福岡に来るまで本当に投げるか分からなかった」と好機に笑顔を見せた。先に1軍で活躍するドラフト2位の星はプロ初勝利を記録。中尾は「テレビで見ていてすごいなと。いい刺激になっている」と同期に負けないと意気込んだ。

 新戦力への期待は高い。開幕ローテの館山、山中が不調と故障で離脱。次カードの先発には入団2年目の原樹、1年目の星が入っており、若手の先発起用が続く。交流戦でいまだ勝利がなく、伊藤投手コーチは「思い切って自分の持っているものを出してほしい。バッターと勝負してほしい。若い人にとってはチャンス。命まで取られるわけじゃない」と若い力で現状を打破してほしいと願った。